 
両足をそろえて立ち、 腕を軽く曲げ、 「クローズスタンス」 をとる。 「テコン!」 の掛け声とともに礼。 テコンドーの精神に欠かせないのが礼儀。 気持ちが引き締まる。
まずは、 体をならすために柔軟体操を行う。 華麗な足技は柔軟な体から生まれる。 戸島道場長の開脚は、 ほぼ180度。 記者は90度がやっと? 壁に背中をつけてパートナーに足を上げてもらう。 「き、 きつい」。 戸島道場長は自分の足の指が頭上まで上がる。 記者はぷるぷる震えながら、 やっと胸の位置。
続いて前げり (アプチャプシギ)、 回しげり (トルリョチャギ)、 横げり (ヨプチャチルギ) の練習。 テコンドーのスピードとパワーを備えた足技は、 格闘技界でも注目の的だ。 戸島道場長が実演すると、 場内の雰囲気も引き締まる。 華麗な足技を覚えられることに、 緊張の反面ワクワク。
腰の回転と呼吸を利用し、 力を込める。 ミットめがけて思い切りけり出すが、 なかなか力が入らない。 形はなんとかつかめても、 腰の回転と呼吸のバランスが悪いのだろう。 気を取り直して、 腰に意識を集中させる。 「バシッ!」 バランスがかみ合うと、 ミットはいい音をたてる。 |