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4月8日は釈迦の降誕日。 仏教ではこの日を祝して灌仏会 (かんぶつえ) を行う。 全国的な行事として知られる灌仏会は、 釈迦の誕生仏に香水をかけることから名付けられた。 現在は香水ではなく、 甘茶を注ぐ。 釈迦が誕生したとき、 神仏が祝して甘露の法雨を降らせたという伝承から、 甘茶が用いられるようになったという。
一般的に灌仏会は、 寺院の境内に色とりどりの花で飾った花御堂を設置。 中に安置した誕生仏に、 参拝者らが甘茶をかける、 というもの。 甘茶を持ち帰って飲むと、 「丈夫になる」 「目につけると目が良くなる」 などといわれている。 誕生仏を花御堂に祭ることから、 「花祭り (まつり)」 とも呼ばれる。
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愛らしい稚児衣装を身に付け
牛久大仏の 「花まつり」 は1994年に始まり、 以降毎年、 地域の人々に親しまれてきた。 来園者には甘茶が配られ、 期間中の日曜日には、 約50人の子どもたちによる灌仏会 「はつまいり」 が行われる。 子どもたちの健やかな成長を願う祭事で、 毎年たくさんの親子が参加している。
120bと世界一の高さを誇る大仏が見守る中、 子どもたちは思い思いに稚児衣装をまとい、 列になって花御堂を乗せた白象を引きながら参道を歩く。 大仏のおごそかなたたずまいと、 華やかに着飾った子どもたちの愛らしさが、 見る者の心を平穏に導く。
行列が終わると、 子供たちは大仏胎内に入り、 花御堂の中の誕生仏に、 願いを込めて甘茶を注ぐ。 続いて法要、 釈迦降誕にまつわる紙芝居が行われる。
「一生の思い出」、地域伝統行事に花を添える
「はつまいり」 に参加した親子からは、 「一生の思い出になった」 「とてもすがすがしい気分になった」 「なかなか経験できないことなので、 参加できて良かった」 などの声が聞かれた。
「花」 にまつわる行事は、 田の神や山の神の祭りとかかわりがある。 こうした身近な習俗が、 釈迦の降誕を祝う行事と結びついて、 民間に広まったとされる。 「はつまいり」 に参加する子どもたちの笑顔が、 今年も地域の伝統行事に花を添える。
▽参照=三省堂年中行事事典/三省堂
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