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すべての人への応援歌

 小さな葉っぱが芽吹き、 成長し、 枯れてゆく過程を通して、 困難に打ち勝つ強さや思いやり、 友情、 生命の大切さなどを再認識してもらおうという企画。 すべての人への応援歌だ。
 舞台は、「誕生」「成長」「成人 (成熟)」 「旅立ち」 の4部構成。 木彫楽器演奏は、 製作者のロブレスさん、 米国人のアビ・ランダウさん、 英国人のトーマス・メイヤーズさん。 ダンスは、 唐沢優江さんと約30人の子供たち。 歌はフィリピン出身のジャン・F・小田島さん、亀田昌代さん。ナレーション・倉持里子さん、 写真映像・川上慶子さん、 衣装デザイン・高橋和代さん、 照明・赤城治利さん。 パフォーマンス協力・ENDO企画。 異分野のアーティストたち合わせて約50人が参加する。

公演に向けミーティングを重ねるキャストとスタッフ=つくば市竹園のつくばカピオ


「成長」「成人」「旅立ち」

  「成長」 の場面はシルエットで見せるシャドープレー。 小さな葉っぱが大きな葉にいじめられたり、 困難に遭ったり、 孤独に陥りながら成長していく様子を表現。
 観客も参加し、 「成人」 では生命の大切さや友愛、 ハーモニーを感じさせるステージで盛り上げる。 ロブレスさんの即興演奏を子供たちがまねをするミラーリング、 観客に参加してもらうミラーリング、 唐沢さんと子供たちのダンスなども。
 達成感を持ちすべてに感謝しながら大地へ還ってゆく 「旅立ち」 のシーン。 新素材を使った葉っぱの衣装。 亀田さんの旋律に、 小田島さんがからむようにハモっていく歌のコラボレーションなども見どころ。


「優しい気持ちを持って」

 ロブレスさんは昨秋、 県つくば美術館で個展を開いた。「大勢の友人のおかげで、 いい展覧会になった。 最終日には、 私の木彫楽器とダンスの即興コラボレーションもできた。 力を合わせれば、 何かできるかもしれないとその時考えた」。感謝の気持ちから構想が生まれ、今回のイベントへと広がった。
  「木彫で作った楽器は、 いろいろ面白い音が出るからCDを使わなくてもいい」 と舞台用に約10点を制作。 2b近い打楽器や弦楽器、 小ぶりな太鼓など。 絃にピアノ線を使用し、 木目や節、 亀裂などを生かして作った。 雨や嵐の効果音を出す細長い箱に小石を入れて作ったもの、 三味線や琴のようにきれいな音色のもの、 アフリカの民族楽器のようなユニークな音もあり、 興味深い。
  「葉っぱは私、 そしてみんな。 命には限りがあるから助け合って大切に生きたい。 今、 世界では食糧、 細菌、 環境問題など大変なことが起きている。 国と国でも同じで、 友好的な関係を持つことが重要。 ちょっと優しい気持ちを持てば、 争いはなくなると思うから」 とロブレスさん。
 スタッフは 「身近なテーマですが、 世界平和への願いも込められています」 「実験的な試みで面白い。 子供や若者に見てほしい」 などと来場を呼び掛ける。
 両日ともに、 つくばカピオホワイエで、 彫刻家の関山大拙さんとロブレスさんの木彫作品も展示。
 開場午後5時30分、 開演午後7時。 チケットは前売り1800円 (当日2000円)、 ペア3000円。 小・中学、 高校生900円 (当日1000円)。
 電話029・851・2886、 FAX029・851・2851(つくばカピオ)、電話029・846・1877 (唐沢)、メールmkdance@gmail.com



ミュージック・スカルプチャーを演奏するロブレスさん=石岡市高浜の中沢洋一さんのアトリエ
動物を思わせるミュージック・スカルプチャー
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