aa
aa








 「名人」から伝統の技を受け継ぐ 
 
「一人ひとりが自分の中に生きる力を育ててほしい」 という願いを込めて1987年に発足。月1回全11回の講座を開講。 「心の声」 や 「身近な法律」 などさまざまなテーマについて、 講師の話を聞き、 参加者で話し合う。 「みんなで話し合うことで視野が広がり、 自分の意見を口にすることによって、 自分の思考を整理することができます」 と額賀代表。 4月からの参加メンバーを3月に募集する。
電話/029・822・2282 (上手に年をとるゼミナール事務局、 額賀)


 「名人」から伝統の技を受け継ぐ 
ああ

 同会が主催する講座 「上手に年をとるゼミナール」 の師走の恒例教室となったしめ飾り作り。 今年で4回目となる。 参加したのは、 同会メンバー17人。 初めて挑戦する人、 手慣れた手つきで作業を進める人、 それぞれが思い思いにわらの束をつかみ、 創作に取り掛かった。
 わら1束を3等分する。 それぞれのわらの束を左向きにより、 よった3本のわらを合わせてねじる。 ここが作品の出来栄えを左右する最大のポイント。 よりは緩すぎるとほどけてしまい、 硬すぎると細かいわらがはみ出して、 見栄えが良くない。 諸沢さんは、 約20年間試行錯誤を繰り返して身に付けた勘と技で、 メンバーのわらの状態をチェック、 細かく指導を加えた。

1本にねじられたわらを輪にし、 ひもで縛る。 はみ出したわらをはさみで整える。 輪にした部分に3束のわらを通し、 各束を三つ編みして、 3本をひもで固定する。 「なかなかうまくいかないなあ」 と汗を拭いながら、 何度もやり直すメンバーも。
 装飾用の橙 (だいだい)、 ユズリ葉、 ウラジロ、 エビ、 タイなどをわらに固定して完成。 メンバーたちは、 「わらをよるところが難しかった」 「楽しかった。 良いお正月が迎えられそう」 などと感想を話し、 しめ飾り作りを満喫した。



正月飾りは12月13〜28日までに、29・30日は避けるべし
  
 しめ飾りは、 災いや不浄なものの侵入を防ぐため、 しめ縄という縄を家の玄関や柱などに取り付ける飾り。 縄のしめ方には、 前垂れじめ、 大根じめ、 牛蒡 (ごぼう) じめなどがある。
  「田舎の家で作り方を教わった」 と諸沢さん。 農村地域などでは昔から、 各家庭で手作りされており、 作り方や装飾用の飾りにもそれぞれの特徴がみられる。
 橙は家系が代々繁栄するように、 エビは腰が曲がるくらい長生きできるように、 という願いが込められている。 ユズリ葉は、 新しい葉が出た後に古い葉が落ちることから、 後の世代に福を譲るという意味があり、 ウラジロは、 葉裏が白いため 「うしろ暗い」 ところがないとされ、 汚れのない心を表すとともに、 葉が相対していることから夫婦和合を祈るといわれている。
 しめ飾りに限らず、 正月飾りは、 12月13日くらいから28日の間に整えるのがよいとされている。 「29日や31日に飾るのは避けたほうがいい」 と諸沢さん。 29日は9が付くことから 「苦」 に通じて縁起が悪く、 31日は 「一夜飾り」 で神様に失礼とされている。
 正月飾りの片付けは、 一般的に1月7日といわれているが、 地方によって4日や14日という例もある。 (参照・三省堂年中行事事典/三省堂発行、 改訂新版 知りたいときの新冠婚葬祭事典/学習研究社発行)