「わんちゃん好きのお世話人」 には、 長く生活を共にしてきた愛犬が高齢となり、 それに伴う問題に悩む飼い主からの相談が多く寄せられる。
高齢犬とされる犬の年齢は、 犬種によって多少の差はあるが、 およそ7、 8歳以上。 高齢犬特有の症状として、 目が白っぽく濁る、 食欲が落ちる、 散歩の距離が短くなる、 階段などの段差にちゅうちょする、 後ろ足の運びが遅い、 犬認知症の傾向が表れる―などが挙げられる。 また、 この年齢に差し掛かると、 後ろ足の関節炎、 歯周病、 腫瘍 (しゅよう) ができたりと、 さまざまな病気にもかかりやすくなる。
近年、 飼い犬の寿命が延びているとされる。 東京農工大・日本愛玩動物協会の調査によると、 愛犬の平均寿命は11・9歳、 この10年間で3・3歳延びている。
大型犬に比べ、 室内飼育が多い小型犬の寿命が長いのも特徴で、 大型犬が12歳前後、 小型犬が15〜16歳となっている。 飼育環境や獣医療の進歩などが理由に考えられるが、
その環境を作り上げている要因の一つが飼い主。 寿命の伸びは、 飼い主の意識の向上を示す結果でもある。 |