牛久大仏(牛久市久野町)の造成工事開始時から完成までを追いつづけた写真集

  牛久大仏忽然の貌 (こつぜんのかお)
  世界一の阿弥陀像完成までの1765日を記録

がこのほど、 刊行された。 モノクロ写真による大仏完成までの記録。 刻々と姿を現す大仏の迫力に、 改めて圧倒される。




主婦3人が撮影、写真集「牛久大仏忽然の貌」

  記録を超え伝わる真実のインパクト

 撮影したのは荒海美子さん、 牛久きちいさん、 大谷淑子さん。 同市在住の主婦3人。 大仏がどのように造成されたかを知る数少ない 「立会人」 だ。
 顔の側面から露出する鉄骨組み、 クレーンにつられ宙に浮く中指だけでも6bある手、 そして完成後、 民家裏の木立の上に忽然 (こつぜん) と姿を見せる大仏…。 記録写真だからこそ伝えられる迫力。 「真実をバシバシ撮る」 3人の心髄が垣間見える。

 公民館で開かれた写真教室で、 報道写真を手掛けていた講師からノウハウをたたき込まれた。 「ライフワークとして牛久を撮っていこう」。 市の伝統行事や街の特徴・変化をカメラに収めた。 大仏の造成が決まると、 必然的に3人は 「記録写真として残したい」 という思いにかき立てられた。
  炎天下、寒風の中工事の再開を待つ

 1989年着工。 撮影は建立予定地の追跡発掘調査からスタートし、 更地用地、 地中梁工事、 建造工事とすべての工程で行われた。 工事関係者から知らされた危険区域を含め、 ヘルメットをかぶっての撮影は、 緊張の連続だったという。
 全長120bの大仏工事は、 クレーンでつり上げる作業が中心。 強風で工事が中断、 いつ再開するかも分からない。 真夏の炎天下、 底冷えする寒さの中、 じっと待ったことも数知れない。
「見逃したくない」撮影は根性勝負

  「見逃したくない」。 記録を残す使命感が3人を奮い立たせた。 「体力勝負もさることながら、 やはり根性勝負だった」 (牛久さん)。 「歴史的建造の貴重な一瞬一瞬を捉えたいという思いで撮影に通い続けた」 (荒海さん)。 「普通では経験できない、 人生の中でも濃厚な時期だった」 (大谷さん)。
「大仏はこの先何百年も建ち続けるけど、 どうやってできたかを知る人はいなくなる。
 

※モノクロ写真は、いずれも写真集に収められている
本にすることで多くの人に知ってもらえたら」 との思いから出版に踏み切った。 編集に費やした時間は1年半。 3人の 「足跡」 がぎゅっと詰まった作品が完成した。


 B5判、 72n、 1500円。 牛久大仏のほか同市の浩文堂書店、 同市と阿見町の文教堂書店、 つくば市の友朋堂書店4店、 土浦市の共栄堂書店で取り扱っている。






写真集を読者5人にプレゼント
 同写真集を読者5人にプレゼント。
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 常陽ウイークリー 「牛久大仏写真集」 係まで。 11月9日必着。

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