独特な呼吸法で胸筋・腹筋アップ
体も頭もリフレッシュ

   最近、 さまざまなエクササイズで 「姿勢と呼吸」 に重きを置く傾向が見られる。 中でも、 人々の健康志向の高まりとともに注目を集めているのが 「スポーツ吹矢」。 背筋を伸ばした基本フォームや腹式呼吸と胸式呼吸の両方を用いるプレースタイルが特徴のスポーツだ。 猫背解消と体内活性化を目標に掲げる本紙記者が、 日本スポーツ吹矢協会・石岡支部 (菊池節夫支部長) の練習場を訪れ体験した。 矢が命中したときの爽快 (そうかい) 感が忘れられない!




 まずは一人一人の練習風景を見学。 礼をして位置に付くメンバーたち。 試技が始まると、 それまで会場に響いていた物音や話し声がぴたりと止まり、 緊迫した空間へと変わる。 「礼を重んじるスポーツなのです」 と同支部長で公認指導員の菊池節夫さん。 本紙記者も気持ちを引き締める。

 必要な用具は、 長さ120a、 内径13_の筒と長さ20aのビニールフィルム製 (先端は金属製) の矢、 円心から3a、 6a、 9a、 12aの同心円がプリントされた的。 ちなみに筒や矢を入手するためには、 日本スポーツ吹矢協会 (県内各支部) に入会する必要がある。
 初めて体験する記者は、 的から5bの位置でスタート。 級や段が上がっていくごとに、 的との距離も離れていく。 筒を左手に持ち、 的に向かって姿勢を正し、 一礼。 続いて体を約45度に向け、 両足を肩幅に開く。 簡単そうに見える一連の動作だが、 動くたびに筒が揺れたり、 頭の位置を固定できなかったりと、 美しい流れを体現するのはなかなか難しい。 競技会や昇級試験では、 基本動作もしっかりチェックされるというから、 油断は禁物だ。
 筒を水平にして矢を吹き口に入れる。 筒を両手の親指と人さし指で挟み、 鼻から息を吸いながら、 両腕を下から頭上へとゆっくり上げる。 「お腹が丸くなるくらい、 たっぷり息をためて」 と菊池さん。 次に、 ゆっくりと息を吐きながら、 上げた腕を下ろす。 この呼吸法がスポーツ吹矢のポイント。 体中に酸素が行き渡るような感覚が得られ、 気持ちが良い。
 吐き切った息を今度は一気に吸い込んで、 腹筋を使って矢を吹く。 矢が的の5点のポイントに命中。 しかし呼吸が分断してしまい、 腹筋もうまく使えない。 納得いかないなあ。
 筒を下まで下ろし、 再び矢を挿入。 さあ、 再チャレンジ! ぐっと息を吸い込んで、 腹に意識を集中する。 「ふっ」。 体のしんがぶれずに腹の底から大量の息が飛び出す。 矢が的に命中、 と同時にわき起こる爽快感。 「これだ! この感覚」。 ほんの少しコツをつかんで、 いよいよおもしろくなってきた。 全部で5回の試技もあっという間に終了。
  

  スポーツ吹矢が 「健康に良い」 といわれるゆえんは、 この呼吸法にある。 息を思い切り吸うため胸筋が鍛えられ、 勢いよく吐くことによって腹筋力がアップする。 血液循環も良くなり、 内臓器官の活性化が期待できる。 さらに高い命中率を得るための精神統一によって、 集中力も高まる。 菊池さんは 「長く続けて初めて効果は現れます。 健康になりたい、 という強い意志を持って続けてほしい」 とし、 試技の体験をすすめている (体験無料)。 最後に的に向かって一礼し、 すべての試技が終了。 ほんのわずかな体験なのに、 体も頭もリフレッシュすることができた。

              電話 0299・22・2812 (日本スポーツ吹矢協会石岡支部)







来月13日に竜ヶ崎で県大会
スポーツ吹矢って?

 ☆日時/10月13日、 午前9時30分〜午後4時  
 ☆会場/龍ケ崎市総合体育館 「たつのこアリーナ」
       (龍ケ崎市中里3の2の1)
    ※ 無料体験コーナー (午前10時〜午後3時)
      を設けている

 TEL:0297・65・6353 (第2回スポーツ吹矢茨城県大会
              実行委員会・龍ケ崎中央支部)


 

 http://www.fukiya.net/index.php
(日本スポーツ吹矢協会)