レジャーだけでなく語らいの場に

 
キャンプのだいご味は、 自然を肌で感じること。 文明の利器に慣れ親しんだ現代人の心はきっと、 「自然に帰る」 ひとときを求めているはず。 今回は、 夏のキャンプを家族で楽しむためのポイントを紹介する。 さあ、 自然を満喫する旅に出かけよう。
 野外体験イベントなどを主催する県立中央青年の家の櫻井二郎教育課長は、 「テレビも電気もない自然の中でゆったり流れる時間を、 普段忙しくて話す機会がない家族と語らうために使うことができる」 と、 キャンプの魅力を語る。
 目にも鮮やかな深緑、 そよそよと流れる川のせせらぎが、 せわしない日常から心も体も解き放してくれる。 自然に触れながら遊んだり、 生活することで、 新たな発見がいっぱい。
 これらのだいご味を集約したキャンプ地として、 人気が高いのが水辺。 避暑はもちろん、 魚釣りや水遊びなど、 家族で楽しめるレジャーも豊富で、 夏のキャンプには最適といえるだろう。
 
しかし、 忘れてはならないのが、 水難事故などの危険性。 同青年の家の木村忠夫さんは、 「自然は素晴らしいけれど、 怖さもある」 と、 テントの設営場所に十分な配慮を求める。
 では、 どんな場所が危険なのか。 「木や草がまったく見られない場所は、 雨が直接地面に染み込み、 あふれて増水しやすくなる」 と櫻井さん。 がけの近く、 斜面、 河原や中州も避ける。 大木の真下は、 「雷が落ちたときに飛び火する可能性がある」 ため、 注意を呼び掛ける。
 一方、ベストな用地は、 林の中の平坦な場所。 川の増水や雷の影響を受けにくく、 適度な木陰もできて快適に過ごせる。 基本的には、 オートキャンプ場などの指定された敷地にテントを設営することがより安全だろう。

 ▽協力=県立中央青年の家029・862・3500

テント

 ドーム型のテントがおすすめ。 作業が比較的簡単で、 20〜30分程度で組み立てられる。 三角型テントの場合は、 雨水対策として周囲に溝を掘る。
 つい手を抜きがちな後かたづけやメンテナンスも大切なポイント。 次回の使用に備えて雨水や汚れを落とし、 乾燥させてきれいに折りたたむ。

自然を楽しむレジャー

 木や竹を使った工作、 虫の観察、 夜ならではの星座観測など、 自然を満喫することを目標に、 工夫を凝らそう。 同青年の家では、 自然アドバイザーがさまざまな遊びを紹介している。 各種体験メニューが豊富にそろったオートキャンプ場を利用するのもひとつ。
 夜はテントの中で語り合ったり、トランプをするなど、家族の時間を楽しむのもいい。同青年の家が2006年に実施した野外体験時のアンケートには、「夜、雨音を聞きながらトランプをしました。 ゆったりとした時間を過ごせました」 という声が寄せられている。
野外炊飯

 キャンプの楽しみのひとつが野外炊飯。 カレー作り、 バーベキューと、 屋外での食事は格別。 食欲も進む。
 まきや炭を使って火起こしをするときは、 風や空気の通り道を作るようにまきをハの字に組み、 下に新聞紙を入れ、 火をつける。 やみくもにまきを組んだり、 新聞紙を上に乗せただけでは、 全体に火が回らないので注意しよう。

バウムクーヘン作りに挑戦しよう
【材料 (10人分) ・準備するもの】

・ボウル大小 各1つ

・なべ 1つ

・おたま 1本

・竹棒 1本

・卵 20個

・バター 200c

・ホットケーキミックス 500c

・砂糖 200c
(1)かまどの準備をする
(2)バターを湯煎 (ゆせん) し、 溶かす
(3)ボウルに卵、 溶かしたバター、 砂糖を入れてかき混ぜる
(4)ホットケーキミックスを加え、 生地をつくる
(5)心棒となる竹を用意し、 破裂防止のため、 節ごとに穴をあける。
  生地をつける部分を加熱する
(6)竹棒に生地を巻きつけ、 おたまでかけながら、 繰り返し焼く
(7)焼き上がったら、 ふきんで押さえ回しながら抜き取る




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