「土浦の孫悟空」日本タイトルに挑戦
自慢の左ストレートで「KO」狙う


 ヤマグチ土浦ボクシングジム(土浦市東崎町、岩本悟会長)の黒木健孝(25)が5月5日、東京・水道橋の後楽園ホールで行わャンピオンカーニバルのリングにあがる。日本ミニマム級タイトルへの初挑戦。同級1位、KO狙いの攻撃的スタイルが持ち味のサウスポー。戦績は17戦14勝11KO3敗。強気な性格と左ストレートを武器に、世界ランク3位の日本チャンピオン三澤照夫(帝拳)に挑む。(文中敬称略)
ヤマグチ土浦ボクシングジム  黒木健孝選手(25)

ミットを割くような鋭いパンチ。練習でも、コーチの体をのけぞらせるほどの強打を炸裂させる。8連勝で7連続KO中。闘争心丸出しの戦いぶりで観衆をわかせる。「土浦の孫悟空」。ニックネーム通りのファイト。
 「相手の攻撃を読んでパンチをかわし、打つ―。読みが当たったときは快感。かけひきが楽しい」。自称「トリッキーなスタイル」。試合では容赦なく強打を打ち込む。イメージするのは常にノックアウト。自慢の左ストレートは、相手にとって驚異。「怖さを感じたことはない。怖いのは、負けてみんなが離れて行くこと」。生まれ持った強心臓も魅力の一つだ。
 ミニマム級のリミットは47・6`。「減量ですか? まあ大変ですよ」。親しみやすく、気さくな笑顔。飾らない話しぶりからは、試合中の迫力ある姿は想像しにくい。

 長崎県佐世保市出身。「有名になりたい」。19歳でボクシングを始めた。ジムの会長同士の縁でヤマグチ土浦ジムに移籍。早々に頭角を現した。
 同ジムのコーチ岩本朗は、「今までの子とは違う何かを感じた。パンチを受けてみて、その直感が確信に変わった。左ストレートは別格。ボクシングに打ち込む姿勢も真面目です」。才能にほれ込む。
 同ジムに住み込み、昼間は近所のラーメン店で働く。週に6日、1日約3時間の練習を繰り返す。毎朝10kmのロードワークを欠かさない。試合が近づくと、徹底的に自分の体をいじめ抜く。「練習はきついけど、きつい分だけ試合が楽になることに気付きました」。
 同ジムから、これまで2人が日本タイトルに挑戦している。しかしまだ、チャンピオンは生まれていない。「今度こそ選手を担いでリングを回りたい」。岩本の夢。「怖いのは気の緩みだけ。挑戦者だという気持ちを忘れず戦えばチャンスはある」。あくまで強気。
 「タイトルを取りたい。KO狙いで行きます。チャンピオンになります」。黒木は淡々と決意を語る。夢は、世界チャンピオンになって、長崎でジムを開くこと。大きな夢への第一歩を踏み出したばかり。これからの戦いが楽しみだ。


「怖いと思ったことない」生まれ持った強心臓も魅力
日本ミニマム級タイトルマッチ
同級王者三澤照夫 vs 同級1位黒木健孝


観戦チケットを読者5組にプレゼント
 同タイトルマッチの観戦チケットを読者5組10人にプレゼント。住所、氏名、年齢、職業、電話番号、黒木選手への応援メッセージを書いて、常陽ウイークリー「日本ミニマム級タイトルマッチ」係まで。▽はがき 〒300・0051土浦市真鍋2の7の6▽ファクス 029・825・2235▽Eメール present@joyo-net.com。4月13日必着。