デザインプラス機能向上が重要
「すでに築年数が経っている古民家を、さらに100年、200年もつ家へと再生できます」と同社取手営業所の今村智志所長。「希少な素材をぜいたくに使用している古民家の価値を、少しでも分かってもらえれば」。
同館の最大の見どころは、その建物自体。50坪の平屋。古民家は「暗い」「弱い」「寒い」が弱点とされる。デザインを変えるだけでなく、機能向上が重要になる。
明るさへの対策として、北側の屋根に陽光を取り入れるためのトップライトを設置した。強度は、一旦建物を横にずらし新たにベタ基礎を施工するという曳家(ひきや)作業を実施。寒さには、サッシを付け直し隙間風を防ぎ、床、壁、天井を囲うように断熱工事を施した。
一般に古民家は、その土地の気候風土に育った地場の木材を使用し、その土地の環境に対応する備えを持った家になっている。
同館では、30cm近い2本の大黒柱、3間の開口部を支える50cm以上の梁(はり)といった、現在では手に入りずらい国産の良質なケヤキ材を使用。これらを生かしたのがポイントだ。 |