築160年の古民家を現代の匠の技で再生

 江戸末期に建てられた家がいくつもの時代を経て今、 現代の匠の技により生まれ変わった―。 住宅再生のトップブランド 「住友不動産 新築そっくりさん茨城支店」 (水戸市、 つくば市) は1月13日、 取手市椚木に 「古民家情報館」 をオープンさせた。 築160年の古民家を再生させた同館、 建て替えやリフォーム等を考えている人にとって大きな参考になるはず。

デザインプラス機能向上が重要
 「すでに築年数が経っている古民家を、さらに100年、200年もつ家へと再生できます」と同社取手営業所の今村智志所長。「希少な素材をぜいたくに使用している古民家の価値を、少しでも分かってもらえれば」。
 同館の最大の見どころは、その建物自体。50坪の平屋。古民家は「暗い」「弱い」「寒い」が弱点とされる。デザインを変えるだけでなく、機能向上が重要になる。

 明るさへの対策として、北側の屋根に陽光を取り入れるためのトップライトを設置した。強度は、一旦建物を横にずらし新たにベタ基礎を施工するという曳家(ひきや)作業を実施。寒さには、サッシを付け直し隙間風を防ぎ、床、壁、天井を囲うように断熱工事を施した。
 一般に古民家は、その土地の気候風土に育った地場の木材を使用し、その土地の環境に対応する備えを持った家になっている。
 同館では、30cm近い2本の大黒柱、3間の開口部を支える50cm以上の梁(はり)といった、現在では手に入りずらい国産の良質なケヤキ材を使用。これらを生かしたのがポイントだ。
現代の生活様式にあわせた提案
玄関を入ると太い大黒柱と正面に坪庭、そして多くの太い梁。あくまで古民家の雰囲気を残しつつ、モダンで開放的な雰囲気を醸し出している。
 LDKは、IHクッキングヒーターを装備したカウンターキッチンに改造。間取りは、細かく仕切られていた部屋を大きく間仕切りし直した。現代のライフスタイルに合わせた提案が伺える。


「不安が解消」など現地で体感
 実家を建て替えるか再生するか検討中の見学者は、「日本家屋が落ち着けて好き。耐震や寒さ、設備が気になっていたが、その不安が解消した」という。また、古民家風の住宅を考えている見学者は、「天井が高く開放感がある。歴史が伺える太い梁は圧巻。参考になった」と話す。


古民家再生を身近なものに
「以前は、古民家再生というと文化財など特別なものというイメージが強く、大切なものを残したいと思っても、一般にはあまり身近ではありませんでした。この情報館をきっかけに、古民家再生が身近なものであるということを知っていただきたい」と佐々木宏三同社茨城支店長。
 開館は午前10時から午後5時。土、日曜日は自由見学。平日、祝日は要予約。開館は半年間の期間限定。


住宅再生が体感できる
新築そっくりさん現場見学会

 同社独自のシステム「新築そっくりさん」は、費用・工期とも新築の約半分、安心の耐震補強を標準とし、シックハウス対策、住みながらの工事が可能―といった特徴を持つ。
 古民家に住まう人向けに「古民家再生パック」も用意している。
 同社は、県内各地で「新築そっくりさん」実例の見学会を予定している。
 ▽1月20日、21日=牛久市刈谷町(築27年)
 ▽1月21日=筑西市細田(築26年)
 ▽1月27日、28日=小美玉市部室(築30年)
 ▽1月28日=利根町布川(築25年)

 同館は6コーナーで構成、古民家に限らず住宅再生のノウハウが凝縮されている。
▽古民家施工解説コーナー
 古民家の抱えるさまざまな問題点に対応
▽古民家施工事例紹介コーナー
 間取り改善、デザインアレンジの施工事 例を写真で解説
▽古民家映像コーナー
 施工前→工事中→完成後と、築100年以上 の建物が生まれ変わっていく様子を上映
▽古民家補強解説コーナー
 耐震強度などさまざまな補強を解説
▽古民家物件紹介コーナー
 古民家を買いたい人や売りたい人のため の物件情報を紹介
▽新築そっくりさんコーナー
 築浅から築数十年に至る一般住宅の再生 事例により「新築そっくりさん」のすべ てが分かる

 *いずれも午前10時〜午後4時
予約不要・参加無料

問い合わせ
つくばショール−ム
tel0120-093-874

取手ショールーム
tel0120-093-172

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