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2005年8月12日
●「語り継ぐ水戸空襲展」開幕
60周年で大規模に
終戦六十年を記念した水戸市の「語り継ぐ水戸空襲展」(同市、同市教育委員会主催)が十一日、同市泉町の水戸京成百貨店八階催事場で開幕した。例年は同市三の丸の市民ギャラリーで空襲展を開いているが、今年は六十年の節目となるため、多くの人に考えてもらおうとデパートでの開催とし、展示資料も増やした。十六日まで。

水戸空襲は終戦直前の一九四五年八月二日未明に発生。米軍のB29爆撃機百六十機が水戸上空に侵入、一時間四十五分にわたり、約千百四十五トンの爆弾を投下し、市街地の大半が焦土と化した。死者は三百人以上、負傷者千百四十九人、罹災戸数一万百四戸に上った。

同展は、一九八五年に核兵器廃絶平和都市宣言をした同市が平和事業の一環として開いているもので、水戸空襲や戦災体験記などのパネルのほか、焼夷弾の弾筒、B29のプロペラ、防空頭巾、戦時下の服装などの戦災資料約百二十点を展示。展示のほか、「戦火をみつめた木」「水戸空襲戦災証言記」のビデオ上映も行っている。

開会式では、大関茂同市助役が「平和を当たり前に思いがちだが、わずか六十年前の八月二日未明の水戸空襲で、市街地の大半が焦土と化し、三百人以上の尊い命が失われた。戦争の悲劇を忘れてはならない」とあいさつ。田山知賀子市議会副議長が祝辞を述べた後、大関助役、田山副議長、水戸平和記念館を創る会の大部春郎副会長ら四人でテープカットを行った。

同市は市立博物館で「戦争の記憶展―平和への祈りを込めて」を二十一日まで開いているほか、十八日から三十一日まで市立西部図書館でも水戸空襲展を開く。

●友部高演劇部、初の東京公演に意欲
知事を表敬訪問
先月末に青森県で開かれた全国高等学校総合文化祭の演劇部門に出場し、文化庁長官賞を受賞した県立友部高校演劇部の生徒十人が十一日、水戸市笠原町の県庁に橋本昌知事を表敬訪問。二十七日に東京・国立劇場で開催される優秀校東京公演に向けた決意などを話した。全国大会出場は本県初で、国立劇場公演も初めてとなる。

知事訪問には、大谷市右衛門校長や同部顧問の来栖敏行教諭、県高校文化連盟会長の栃木敏男県立石岡一高校長らが同行。生徒たちは知事の質問に答えながら、全国大会の様子を報告した。

全国大会には全国十ブロックから選ばれた優秀校と開催県一校の計十一校が参加。最優秀校一校には文部科学大臣奨励賞が授与され、二位の三校に文化庁長官賞が贈られる。四校は二十七、八の両日、国立劇場で開催される優秀校東京公演に出場して受賞演目を上演。テレビ(NHK衛生第二)でも中継される。友部高校演劇部の公演は二十七日午後三時十五分からの予定。

演目は「トシドンの放課後」。クラスに馴染めず別室登校する男子生徒「平野」、男女問題で謹慎する女子生徒「あかね」、新米の女性教師の三人芝居で、教師役を部長の瓜生絵莉子さん、あかね役を副部長の福崎瞳さん、渡辺計祐さんの三年生三人が演じた。

福崎さんは「大会は六十分の時間制限があったが、東京公演は五分ぐらいはオーバーしてもかまわない。十分な間をとったり、しっかり芝居をしたい」と意欲を見せていた。

●「不思議な魚たち展」開催
土浦のネイチャーセンター
形や性質がユニークな世界の魚を紹介する「不思議な魚たち展」が三十一日まで、土浦市大岩田の霞ケ浦総合公園ネイチャーセンターで開かれている。小さな淡水魚を中心に、約二十種類を水槽に入れて展示。それぞれの魚の特徴が、楽しい文章で解説されており、興味深く観察することができる。

魚たちの「不思議」は、厳しい自然界で生き抜くために備わったものが多い。形が珍しいのは、敵の目を欺くための擬態の魚。プラーチョンは、木の枝が立っているような形で、尾の方に目を思わせる模様がある。枯れ葉に化けているのはリーフフィッシュ。いずれも本物にそっくりで、目を凝らさないとどこにいるか分からない。

このほか形が面白いのは、刃物のような姿で、光線によって色が変わり周囲に溶け込むロイヤルナイフ、象の鼻のように長い下あごを持つエレファントノーズ・フィッシュなど。金魚の一種で、顔に大きなコブがあるスイホウガンも展示されている。

泳ぎ方が変わっているのは、サカサナマズ。実際は普通に泳いでるが、腹を上にして泳ぐように見える。敵に見つかり難くするためという。会場で唯一の海水魚は、フグの仲間のハリセンボン。身を守るために体を膨らませトゲを出し、栗のイガのように丸くなる。

また、口の中で子供を育てるアフリカン・シクリット、尾に毒の出るトゲを持つ淡水エイ、動物の体の穴から体内に侵入し内臓を食べてるカンディルなど、特異な性質を持つ魚も見られる。

入場無料。月曜休館。問い合わせは同センター(電話029・826・4829)まで。

●「ひまわりの郷」イベントにぎわう
坂東市内の休耕田
坂東市矢作の「七郷中川ひまわりの郷」でこのほど、黄金色に輝くヒマワリ特設会場で工夫を凝らしたイベントが開かれ、猛暑にもかかわらず地元の人たちが大勢参加し、楽しんだ。

地元の七郷中川土地改良区が休耕田約十二・五ヘクタールに百三十万本のヒマワリの種をまき、育てた。ヒマワリは緑肥として利用される。前年に続く取り組みで、合併した新市の名所になりつつある。

消費者との交流イベントを通じ、農業・農村の重要性を知ってもらい、生産者も消費者ニーズの把握に努め、安全で高品質な農作物の安定した生産と販売促進を図るために実施された。

ひまわり広場には数多くのテントが張られ、おにぎり、やきそば、カキ氷、市特産品や新鮮野菜の販売などがあった。コシヒカリのプレゼントが人気だったほか、霞ケ浦用水や土地改良事業の写真パネル展示などもあった。

合併で坂東市が誕生したことに伴い岩井、猿島の建設業者が一本化して新たに衣替えした「坂東市建設業協同組合」も出店。活動内容をPRしながら、来場者に風船やヨーヨー、ジュースを無料配布して喜ばれた。

ほかにも農業機械の展示、農薬散布用のラジコンヘリコプターの飛行実演、ステージでのカラオケ大会など盛りだくさんのイベントでにぎわった。

●「夜のピクニック」ラストシーンを撮影
来秋全国公開予定
県立水戸一高(水戸市三の丸)の恒例行事「歩く会」をモチーフに青春小説を映画化した「夜のピクニック」のラストシーンの撮影が十一日、同校校庭で行われた。撮影は折り返し点に来ており、八月末まで続く予定。映画は来年春に完成し、秋には全国公開される。

「歩く会」は夜を徹して八十キロを歩き通す同高の高校生活最後の一大イベント。小説、映画では高校名を「北高」としている。この日は映画のラストシーンで、生徒たちが無事完歩しゴールの校庭に戻ってくる感動的なシーン。撮影には三百人以上の高校生役のエキストラが参加し、ゴールの喜びを表現していた。

撮影は七月二十日からスタートし、オール県内ロケで、水戸市、ひたちなか市、東海村、大洗町、鹿嶋市を中心に行われている。二日には水戸一高グラウンドで、高校生役のエキストラ千人以上が参加した撮影も実施されている。

「夜のピクニック」は同高出身の恩田陸氏の作品で、今年の第二回本屋大賞、第二十六回吉川英治文学新人賞をダブル受賞したベストセラー小説。映画の監督は長澤雅彦氏、主演は多部未華子さん、石田卓也さんなど。

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