こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2005年2月13日
●のりのり自転車廃止へ
有料の貸し出しに切り替え
今年夏のつくばエクスプレス(TX)開通を前に、つくば市は十二日までに、百円のデポジット制で自転車を貸し出す「のりのり自転車」事業を廃止、五月から有料の対面貸し出し方式に切り替える方向で検討していることが分かった。自転車の盗難や紛失、破損が相次ぎ、TXが開通しても、市民や観光客にサービスが提供できないため。市議会観光開発推進特別委員会(市川三郎委員長)で明らかにされた。

のりのり自転車はデンマークの制度をまねて、二〇〇〇年度から国内で初めてスタートした。市内十一カ所の駐輪場に自転車を設置、百円硬貨を入れれば、だれでも利用できる。どの駐輪場でも自転車を乗り捨てることができるのが特徴。駐輪場に戻せば、百円硬貨は戻る。

同市は公共交通が十分に整備されていないことから、市民や観光客の利便性を向上させようと実施した。

自転車は企業七社から寄付を受けて、計百八十台でスタート。しかし盗難や破損などが相次ぎ、現在は五十台以下という。東京都内や静岡県内で自転車が発見されたこともある。

現在検討中の新方式は、対面式のレンタサイクルで、TXつくば駅近くに貸し出し場所を設け、利用者に氏名や連絡先を記入してもらった上で、一日五百円程度で貸し出す。

自転車は、ゆかりの森に設置してある大人用自転車二十五台を利用、貸し出し事業は業者に委託して実施する予定という。

●水戸で壮行会−ホーリーホック
今季に向け決意新た
今季のJリーグ開幕を前に、J2のFC水戸ホーリーホックを支援する同ホームタウン推進協議会(会長・加藤浩一水戸市長)は12日、水戸市五軒町の水戸芸術館広場で、選手壮行会を開いた。

会場いっぱいに家族連れらサポーターが詰めかける中、多くの激励を受け、小林寛社長は「チーム一丸となって戦い、昨年を一つでも上回っていきたい。地域の支援で強いチームに育ててほしい」とあいさつ。3年目の指揮を執る前田秀樹監督が、「今年はもっと点が取れる。『ストロングハート』をキャッチフレーズにして熱い戦いをする」と決意表明した。

選手・スタッフらも一堂に会し、選手を代表して北島義生が、「1月の福島での走り込み合宿の成果は、必ずリーグ戦で発揮できる」などとアピール。水戸商高出身の金澤崇文ら新加入・期限付き移籍選手や人気選手が、司会者の質問に答える形で、会場を楽しませた。

また、この日は、壮行会に先立ち、水戸市八幡町にある水戸八幡宮で必勝祈願を行ったほか、夕方からは、同チームを支えるNPO法人・韋駄天が主催して、「ホーリーホックナイトスペシャル2005」と題して、同市内で選手らとサポーターが参加するイベントを開いて交流を深めた。

チームは、2次合宿や鹿島アントラーズとのプレシーズンマッチ(20日)などを経て、来月5日、那珂市の笠松運動公園陸上競技場で行われる京都パープルサンガとの開幕戦に臨む。

●環境学習の成果を発表−笠間
小学生の「学芸員」が紹介
笠間市赤坂のショッピングセンター「ポレポレシティ笠間」で十七日から十九日までの三日間、小学生が学芸員となって地域や地球環境について紹介するイベント「笠間と地球を結ぶ水の冒険、環境を感じるみんなの博物館」(主催=同市、同市立南小学校)が開かれる。「総合的な学習の時間」で一年間、勉強してきた同市立南小学校五年一組の児童三十七人が、その成果を展示やワークショップを通して紹介するもので、全国でも初の試みだという。

授業をプロデュースしてきた常磐大講師の塚原正彦さんは「一般の発表会とは違い、来場者と一緒に考え、相手の話を聞きながらコミュニケーションする。小学生学芸員によるミュージアム・プレゼンテーションは日本で初めて」と話す。

同小五年一組は夏休みなども利用して通常よりも多い年間百五十時間をかけて、環境について勉強してきた。この集大成として子供たちがメッセージを発信するもので、学びの成果を地域社会に発信するとともに、次世代の地域活動を担う人材養成のため、「博物館」を実施することになった。

約二百平方メートルの会場には、十三のコーナーに二十一種類の展示やワークショップを展開。飛び出す絵本パネルで、地元の涸沼川の自然を紹介したり、生き物の実物展示、実験コーナーを設けるなど、一年間の勉強をサポートしてきた塚原ゼミの学生の手助けも受けながら、児童たちが手作りした展示物も多い。ワークショップでは浄水器を作ったり、ペットボトルを使った噴水などを紹介する。

「博物館」には市内の小学校五年生が授業として参加。これに先立って、十六日には市内の小学校の総合学習担当者らを集めた指導者研究会を開き、教育方法などについて塚原常磐大講師がアドバイスする。同市は来年度以降も一校ずつ対象の小学校を増やし、全小学校で同様の授業を展開することにしている。

日本の「藍」の魅力を
真壁で藍染め展
豊かな伝統文化を象徴する真壁藍の技法を受け継ぐ真壁町の「藍染め教室作品展」が始まった。三連休の中日となった十二日には、「蔵の街・真壁のひなまつり」に訪れた観光客らが会場の町歴史民俗資料館に立ち寄り、風情あるジャパンブルーの魅力に触れた。

今年で三年目を迎えた、真壁藍保存会(池田邦枝会長)による取り組み。真壁藍の伝統継承と普及を目的に同町下谷貝の「真壁藍工房」で開いた講座の受講者らが出品した。

今回は、絞り染め・型染めの教室の受講者による作品合わせて三十七点が展示された。真壁小六年の児童七人の藍染めグループが、総合学習で制作したハンカチ(型染め)作品も並んでいる。

ほかにも講師を務めた自然染め作家のアキヤマセイコさん、村田徳行さんがタペストリーやスカーフなどを、小野三枝子氏(織り作家)はジャケットやスカーフなどを展示し、作品展に重厚さを与えている。

受講生らの作品では、絞り染め、型染め教室で学んだ人たちはテーブルセンター、タペストリー、上着など二十四作品を、織り教室からはバッグやタペストリー、スカーフなど十三作品を展示。

作品は「天然藍灰汁(あく)発酵建て」という伝統技法を受け継ぐ真壁藍で染めており、化学染料や薬品は使われていない。同保存会メンバーらは「日本人に馴染みの深い藍の魅力を楽しんでほしい」と力説している。

会期は三月六日まで。問い合わせは真壁町歴史民俗資料館(電話0296・55・0556)まで。

●往年のヒーロー再び
桑田二郎の漫画ワールド
一九六〇年代に漫画「8(エイト)マン」や「月光仮面」などの作品で一世を風靡(ふうび)した、大洋村在住の漫画家桑田二郎さんの新旧の作品を集めた企画展「桑田二郎の漫画ワールド」が三月二十七日まで、水戸市備前町の常陽史料館アートスポットで開かれ、時代を超えた人気ヒーローの作品群を見ようと、親子連れなどでにぎわっている。

同展には桑田さんが所有する代表作の漫画原画のほか、近年制作に力を注ぐめい想や精神世界をテーマにした童話原画、商業ポスターなど約五十点、出版された実際の漫画本五十五点を展示している。桑田さんの作品展としては県内で過去最大。

桑田さんは一九三五年、大阪府吹田市生まれ。十三歳で「怪奇星団」でデビュー。以後ヒーロー作品を次々と発表し、天才漫画家として絶大な支持を得た。大洋村に移り住んで以後は、めい想と仏典研究の道に進み、精神世界をテーマにした絵画作品に精力的に取り組んでいる。

「8マン」「月光仮面」「まぼろし探偵」など代表作の原画のほか「怪少年ジュン」「囚人船」「タイムマシン」など多数を紹介している。

漫画の一シーンに不思議な光景を加えた「ちょっと変だよ」シリーズでは、氷河にたたずむペンギンの群れの中で一羽だけが首にキツネの襟巻きを巻く「えりまきペンギン」、二匹の小さなウサギが地球を見つめる「月のうさぎ」、温泉につかるサルの中にカッパが迷い込む「さる温泉」などユーモラスな作品十五点が見られる。

富士山の誕生を漫画と文章でつづる「富士伝説」、不動明王や阿弥陀如来など八体の守護神を描く「守り本尊」などでは、「いのちの心理」を探求する現在の桑田さんの横顔がうかがえる。

館内ではテレビ放映されたエイトマンの映像も紹介されている。

日立市から家族三人で訪れた公務員川崎美行さんは「小さいころ夢中だったヒーローに久しぶりに触れ感激した。桑田さんの足跡の大きさを改めて知った」などと語った。

入場無料。開館時間は午前十時から午後五時四十五分まで。月曜休館。詳しい問い合わせは、同館(電話029・228・1781)まで。

headlinenews

このページのTOPへHOME