こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2009年7月3日
●橋本知事が立候補表明
保守分裂の激戦へ
9月13日投開票で行われる予定の知事選に、現職の橋本昌氏(63)が2日、県庁で記者会見し、5期目を目指して無所属で立候補することを表明した。知事選には、自民党県連(山口武平会長)が推薦する新人の小幡政人元国交省事務次官(64)がすでに出馬を表明しており、保守分裂の激戦が展開されそうだ。

橋本氏は、立候補の動機について「市町村長や市町村議員、各種団体のほか、多くの一般県民から出馬要請があったため」と強調。出馬を決断した時期については記者会見をすることを決めた「きのう」だとし、「時間をかけて熟慮した末の決断」で、これまで白紙の状態できたと強調した。

多選問題については「有権者が判断していくこと」とし、人事登用や仕事のマンネリ化など、一般的にいわれる多選の弊害はないとした。

自民党県連が推薦する小幡氏に対してはコメントを避け、4期16年間、橋本県政を支えた自民党県連との今後の関係については「民主主義なので、いろいろな意見が出るのはいいこと」とかわし、「選挙は選挙。仮に当選した場合は、自民、民主、公明、県政クラブとも一緒になって県政発展のために頑張っていきたい」と話した。

4期16年間の実績について「高速道路、港湾、空港などインフラの整備が進み、企業誘致など効果を上げてきた」と語り、今後の課題について「ハード面についてある程度の形が見えてきた中、医療、福祉、教育などソフト面にもっともっと力を入れていかなければならない時期」だとし、これまでの産業大県づくりから、産業大県を生かした生活大県づくりを掲げた。

具体的な公約については、立候補するか否か、これまで白紙の状態だったので、衆院選の日程をにらみながら、8月ごろまでに出したいとするにとどまった。

「敢然と戦い5期阻止」

橋本氏が出馬を表明したことについて、小幡氏を推薦する自民県連の海野透幹事長は「正直なところ、最後の最後まで辞めてくれるだろうという淡い期待を持っていた。裏切られた気持ちだ。今日まで16年間の関係を考えたら残念至極」と話した。

今後については「今日を契機に野党になるので、強い覚悟を持って対処していきたい」とし、橋本氏が出馬会見で公約を示さなかったことについて「どういう県政にするのか、どういう県土をつくるか、県民のために何をするのかについて、何も語らなかったと聞くが、そんな無責任なことがあるのか」と強く批判。

さらに「これだけの財政赤字をつくり、外郭団体を倒産寸前にまで追い込んでおいて、権力のポストにのうのうとしようとするのは許せない。5期を阻止するため、敢然と戦うつもりだ」と改めて宣戦布告した。

●つくば市長は小幡氏支持を改めて表明
現職の5選を疑問視
つくば市の市原健一市長は2日の定例記者会見で、9月13日投開票の知事選に立候補を予定している元国土交通省事務次官、小幡政人氏(64)の後援会長に就任したことについて問われ、改めて小幡氏支持の考えを示した。

市原市長は、小幡氏からの要請で後援会長を引き受けたとし、「県政運営に懸ける熱い思いをうかがった。県の発展を真剣に考えており、運輸行政に携わった経験、キャリアなど、これだけの人は県内にいない」と言及。

現職の橋本昌知事(63)に関しては「政策うんぬん以前に、同じ人が知事を20年やることが問題」と多選を批判。「(橋本知事は)16年間やったので、違う人に知事になっていただき、その人のキャリアを県の発展に活用すべきだと思っている」とした。

また、今回の選挙戦について「県北地域を中心に現職への出馬要請が多い。それぞれ思いがあってのことだろうが、地域間の対立になってはいけない」と述べた。

●坂東・飲食業女性殺害から1週間
有力な情報はなし
坂東市山の飲食業中山五枝さん(68)が殺害された事件は、3日で発生から1週間を迎える。県警捜査一課と境署の捜査本部は、中山さんの住んでいた母屋の内外や、そばに位置する中山さん経営の居酒屋店の現場検証、関係者からの聞き込みなどを実施。フリーダイヤルでの情報提供は2件のみで、いずれも有力な情報は得られていない。

2日行われた同本部の会見では、中山さんは頭を鈍器のようなもので殴られたことによる頭がい骨の底面骨折で死亡したことや、中山さんが所持していたバッグや、その中に入っていたとみられる携帯電話や財布がなくなっていることが明らかにされた。

このほか事件発生当時、母屋では、中山さんが死亡していた勝手口と、東側に位置する高さ180aほどのはき出し窓の2カ所のみ、鍵がかかっていなかったという。このため犯人は2カ所のいずれかから室内に侵入した可能性もあるとみられる。

同本部では引き続きフリーダイヤル0120・816・110で情報提供を求めている。

●教員採用試験、志願倍率は6・30倍
県教委、2010年度の採用枠50人増
県教育委員会は、2010年度採用の県公立学校教員選考試験の志願状況を発表した。小・中学校の採用予定数を前年度より計50人増やしたことで、全体の志願倍率が6・30倍と0・54低下した。

一次試験の一般教養、教職専門試験を免除する「現職教諭等在職者」は、小学校24人を含め計32人(前年24人)。「国際貢献活動経験者」は計3人(同10人)で、英語専門と英会話が免除となる「英語資格」は計10人(同5人)。「スポーツ実績」では中学校7人、高校8人の計15人(同22人)で、4特例を合わせると60人(同61人)。

講師経験者特別選考では、小学校98人、中学校48人、高校22人、特別支援学校40人の計208人となった。

小学校は採用予定数約163人に対し志願者860人(倍率5・28倍)で前年度の志願倍率6・09倍よりも0・81低下。中学校は約187人に対し1030人(同5・51倍)で前年度の6・03倍よりも0・52低下。高校は約90人に対し855人(同9・50倍)で前年度の10・11倍よりも0・61低下した。特別支援学校は約40人に対し志願者225人(同5・63倍)で前年度の5・00倍よりも0・63上昇した。

養護教諭は約20人で、志願者数は167人で倍率は8・35倍で前年度の7・50倍よりも0・85上がった。栄養教諭は1人に対し18人。 全体では採用予定約501人に対し、志願者は3155人(うち女性1596人)、志願倍率は前年度に比べ0・54低下して6・30倍だった。

第一次試験は7月12日、第二次試験は8月22日、23日にそれぞれ行われる。結果は第一次が8月上旬、第二次が10月上旬に本人あてに通知するほか、教育庁内に掲示し、県教委ホームページに掲載する。

●つくばの公用車にドライブレコーダー
15台に設置、安全運転、マナー向上に
つくば市は1日から救急車や防犯パトロール車などの公用車15台にドライブレコーダーの設置を開始した。安全運転や運転マナーへの意識の向上が目的。市原健一市長が2日の定例記者会見で明らかにした。

内訳は谷田部庁舎2台、大穂庁舎1台、豊里庁舎1台、分署全8カ所の救急車8台、防犯パトロール車3台。公用車にドライブレコーダーを設置する例は珍しく、稼動している全救急車にドライブレコーダーを設置している消防本部は県内で初めてだという。

ドライブレコーダーとはフロントガラスに設置して前進方向の映像などを記録できる。同市で導入したのは、必要に応じて音声も録音することができ、フラッシュメモリーに最新約1時間の情報を記録できる。当面の間は大きな事故の際の映像記録が主で、定期的に画像の確認をする予定はなく、さらなる有効活用に向けて検討を進めるとした。 
市の公用車の事故は昨年度で29件起きており、こする、後進したときに電柱などにぶつけるといったものがほとんどで人身事故は起きていないという。

市原市長は「地域の交通安全を推進するために、公用車自らが模範を示すのは当然。常日ごろから緊張感を持って運転してもらいたい」と話した。


このページのTOPへHOME